コリントの信徒への手紙II 12章19〜21節

キリストの伝道者パウロは、ギリシャのコリントという町に伝道し、信じる人たちと力を合わせて教会を建てました。それを見届けて彼は他の地に伝道の旅をします。でも気がかりです。度々手紙を書いたり、使者を遣わし、そして教会の中が変わっていくことに気付きます。彼が伝えたキリストの福音でない教えが教会の中に拡がり、また信徒の中に昔の悪しき習慣に戻っていく者がいるということ。彼は教会に厳しくその非を質します。しかしそれが一方的な手紙のやり取りでは、相互の誤解は増すばかりです。とは言え、違う処を埋めること、互いに理解することの努力は、神の子どもとして人間的にも信仰的にも成長するためには大切なことです。はたしてパウロとコリントの教会の誤解は解けたのでしょうか。

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