詩篇 56編2〜14節

「神よ、わたしを憐れんでください」。詩人のみならず、私たちもまた、その人生の曲がり角、曲がり角で立ち止まっては神に訴えます。詩人は、「わたしは人に踏みにじられています」と訴えています。敵対する者が、わたしの人格も自尊心も個性も全面的に否定し、嘲り侮辱している。わたしが讃え信じる神への信仰心を打ち砕こうと仕掛けてくる悪口雑言、言葉の攻撃。その中で神に「わたしを憐れんでください」と祈ります。それは、「祈りは聞かれる」という確信に、神への信頼に基づく祈りです。どれほど拙く、子どもっぽいものであろうとも、神はその祈りに応えてくださいます。そして実感します、「神はわたしの味方、わたしの救い」だと。私たちは、この一事に全てを託して、聞いてくださる主を信頼し、倦むことなく祈ります。

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