マルコによる福音書 15章33〜47節

イエスは、総督ピラトによって十字架刑を言い渡され、いま十字架の上です。刑の執行は午前九時から午後三時までに及びます。それは最も深刻な肉体的苦痛、最も厳しい孤独の中での六時間です。弟子たちばかりか神にまで見捨てられた。午後三時にイエスは大声で「わが神、わが神、なぜわたしをお見捨てになったのですか」と叫ばれ、息を引き取られた。こうして昨夕六時に始まった最後の晩餐、園での祈りと逮捕、死刑判決、ピラトによる十字架宣告。そして十字架での苦難。三時、「わが神、わが神、なぜわたしをお見捨てになったのですか」との叫びの後、息を引き取られ、十字架から降ろされて新しい墓に葬られた。これらのできごとが、一日の内に起こったのです。そして約束通り、私たちの救いが成ったのです。

This entry was posted in post_cat_message. Bookmark the permalink.