詩篇 55編2〜9節

私たち、時に重荷に耐えかねる経験をします。言い得ぬ苦しみ、誤解や中傷、厳しい病。重荷を前に神に祈ります。この災いから助け出してほしいと。重荷の中に紛れて「敵」が姿を見せます。敵の名は「神に逆らもの」。その本性は、高慢、嫉妬、憎しみ、ふしだら、偶像礼拝、利己心、不和などの類です。これら敵が人の心をそのような思いに駆り立てるのです。この敵に勝つのは、わたしの力や知恵では無理です。「わたしはどうすればよいのでしょうか。神よ、耳を傾け、答えてください」。私たちの祈りは独り言ではありません。主は私たちの祈りに耳をそば立たせて聞いてくださっています。ですから「悩み、うろたえ、不安」の中にあるときも、静かに今日を過ごしている時も、「神よ、わたしの祈りに耳を傾けてください」。

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